ビル・マンション等の高層建築物の外壁はレンガ・タイル・化粧モルタル等で被覆されており、躯体の老朽化に伴い剥離・剥落が進展し第三者被害発生のリスクが高まります。
変状が顕在化する前にその兆候をいち早く検知・把握する事で、事故の未然防止及び予防保全型の維持管理に貢献します。
赤外線サーモグラフィー法
サーマルカメラ(熱赤外線映像装置)を用いて測定対象物の高温時(昼間)と低温時(夜間)の熱画像から表面温度差の分布状態を解析し、画像上に現れる温度差異常部から内部欠陥の存在を特定します。
打音調査
打音診断棒と呼ばれる専用の調査機器を用いて躯体表面を打撃し、その打撃音を技術者が直接耳で聞き取る事で浮き・剥離の有無を評価します。