吹き付けコンクリート覆工部の代表的変状である「剥離」及び「背面空洞」等は通常目には見えません。
打音診断(近接点検)と合わせ赤外線を応用した非破壊試験技術を駆使し、見えない変状を取得します。
目視点検
点検マニュアルに基づき、専門技術者が点検を実施します。
赤外線サーモグラフィー法
サーマルカメラ(熱赤外線映像装置)を用いて測定対象物の高温時(昼間)と低温時(夜間)の熱画像から表面温度差の分布状態を解析し、画像上に現れる温度差異常部から内部欠陥の存在を特定します。
打音調査
打音診断棒と呼ばれる専用の調査機器を用いて躯体表面を打撃し、その打撃音を技術者が直接耳で聞き取る事で浮き・剥離の有無を評価します。