車にも車検があるように船舶に於いても定期検査があります。 その中にも非破壊検査技術が重要な役割を担っています。
主機,発電機関部品の磁粉探傷試験(MT:Magnetic-particle Test)
定期検査では船舶機関部をバラバラに解体します。
その個々の部品に対し、異常の有無を確認するために
非破壊検査技術を用います。磁粉探傷試験は表面または表面直下のキズを検出します。
また、非磁性体の製品に対しての検査方法として
浸透探傷試験を用いることもあります。
二酸化炭素消火設備 ボトル検量
大型船舶の自動消火設備、保守点検業務の一環として、
「液化ガスレベルメーター」という特殊装置を用いて
ボンベ内の薬剤充填量が規定値に入っていることを
検査しています。
検査の結果、充填量が不足している場合は
再充填の処置となります。
液面探査方法の原理
図1のように放射線検知器と放射線源をセットし、いろいろな高さでの透過ガンマ線計数率を求めると 図2のような透過したガンマ線の計数率が激変する部分の変曲点位置が液面高さとなります。